今回は、西武の投手における球種別被打率について触れていきます。


 _20190713_164237
出典:https://number.bunshun.jp

<先発投手>
今井投手
・フォーシーム 被打率.314 空振り率4.6%
・スライダー 被打率.138 空振り率20.17%
・チェンジアップ 被打率.240 空振り率17.83%
・カーブ 被打率.250 空振り率9.4%

 スライダー・チェンジアップと両方向に精度の高いボールを持っていることは、今井投手の強みの一つですが、その強みは、被打率の低さにも表れています。また、被打率が低いだけでなく、両球種ともに、しっかりと空振りを奪うことができている点も好材料です。
 ただ、フォーシームの精度には、改善の余地があります。フォーシームの精度が高まれば、より支配的な投手になることができますし、後半戦は、特に、フォーシームの精度の部分に注目していきたいです。

髙橋光投手
・フォーシーム 被打率.357 空振り率4.2%
・フォーク 被打率.212 空振り率17.66%
・スライダー 被打率.361 空振り率17.96% 

 上の数字が示すように、今季は、フォーシーム・スライダーの被打率の高さを、フォークの精度の高さで何とかカバーしているという形での投球になっています。ただ、投げているボールの質を考えると、フォーシーム・スライダーはともに、より良い数字を残せるように感じますし、また、フォークに頼りすぎることは、肘への負担を考えると、不安な部分が大きいです。そのため、今後はフォーク以外の2球種、特にフォーシームの質の改善を期待したいです。

松本航投手
・フォーシーム 被打率.294 空振り率3.42%
・カットボール 被打率.233 空振り率8.06%
・2シーム 被打率.263 空振り率14.58%
・カーブ 被打率.400 空振り率4.41%
・スプリット 被打率.429 空振り率20.00%
・スライダー 被打率.154 空振り率7.46%

 松本投手に関しては、"追い込んでからのフォーシームの精度"、"変化球でなかなか空振りを奪うことができないこと"の2つが、主な課題として挙げられると思います。後半戦は、一度ローテーションを外れるようですし、じっくりと自分の課題を改善していってほしいです。
 個人的には、特に、フォーシーム・カットボール・スプリットの3つの球種を磨いてほしいと考えています。

<リリーフ>
平井投手
・フォーシーム 被打率.250 空振り率6.77%
・スライダー 被打率.148 空振り率11.63%
・フォーク 被打率.161 空振り率19.78%

 被打率が示すように、今季は、非常に良い投球を見せてくれています。ただ、徐々に空振り率は落ちてきていますし、疲労の部分は、確実に投球に影響してきています。後半戦は、平井投手の負担を減らすためにも、信頼できるリリーフの投手をいかに増やしていけるかという部分が、非常に重要です。

 また、平井投手のフォークという球種が、左打者に対して、非常に有効な球種となっているように、多和田投手のチェンジアップもそのような効果をもたらしてくれる可能性は大いにあります。後半戦の多和田投手の投球を見ていく上で、新しく投げ始めたチェンジアップという球種は、重要になってくるでしょう。

増田投手
・フォーシーム 被打率.176 空振り率13.03%
・スライダー 被打率.227 空振り率9.15%
・フォーク 被打率.167 空振り率10.26%

 質の良いフォーシームを投げる投手が少ない西武の投手陣の中で、増田投手は、被打率・空振り率ともに素晴らしい数字を記録しています。また、変化球の精度も、悪くないです。
 クローザーとして、申し分ない働きを見せてくれていますし、後半戦も良い投球を期待したいです。

マーティン投手
・フォーシーム 被打率.233 空振り率7.89%
・チェンジアップ 被打率.250 空振り率23.73%
・カットボール 被打率.273 空振り率23.30%

 数字が示しているように、マーティン投手の空振りを奪う能力は、チームでもトップクラスですし、特に、チェンジアップの精度は素晴らしいです。現在は、勝ちパターンの一人ですし、リリーフにおいて、後半戦のキーマンとも呼べるような存在だと、個人的には考えています。

ヒース投手
・フォーシーム 被打率.300 空振り率7.46%
・ナックルスライダー 被打率.179 空振り率9.27%
・2シーム 被打率.375 空振り率9.38%
・フォーク 被打率.333 空振り率11.76%

 フォーシームの空振り率10.86% ナックルスライダーの空振り率20.26%という、昨季の数字と比較すると分かるように、今季は、空振り率が低下しており、それが、今季の苦しい投球につながっている原因の一つと考えられます。
 後半戦において、ヒース投手の復調を期待する上で、どのくらい空振りを奪うことができるかという部分は、大きな注目ポイントになってくるでしょう。


 後半戦は、全体的に、被打率が下がることを期待したいです。
にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ