ドラフト一位の松本航投手を筆頭に、山野辺選手、佐藤選手、粟津投手、森脇投手の五人がA班に選ばれるなど、今年のルーキーは大きな注目を集めています。その中で、今回は西武の近年のドラフトの中で、特に印象的だったものについて触れていきます。

2001年ドラフト
自由枠:細川選手
二巡目:中村選手
四巡目:栗山選手
五巡目:竹内選手

 この年のドラフトは、四選手のみの指名となりましたが、そのうちの三選手が主力として活躍するという"当たり年"と呼べるようなドラフト指名でした。その中でも、昨年「真獅子の骨と牙」というキャッチコピーがつけられたように、西武において、長年中心的な役割を担ってきた栗山選手と中村選手の指名は、西武という球団において、単なる戦力以上の非常に大きな意味を持つものとなりました。中島選手、片岡選手、涌井投手、岸投手など、多くの選手がチームを去った中で、彼らはチームに残留し、優勝を争っていた昨季の終盤、貴重な働きをし、チームの10年ぶりのリーグ優勝に導いてくれました。栗山選手と中村選手は、長年西武に貢献してくれた選手であり、彼らの現役中に再び日本一になってくれることを願っています。

2013年ドラフト
一位:森選手
二位:山川選手
三位:豊田選手
四位:金子一選手
五位:山口選手
六位:岡田選手
七井:福倉選手

 この年のドラフトの特徴としては、一位指名と二位指名でともに野手を指名した点が挙げられます。そのような形の指名を行うことは珍しく、また、ある程度のリスクを伴ったものであるといえます。ただ、結果としては、現在の状況を見て分かる通り、成功を収めたものでした。森選手のような打力のある捕手は、打力を生かすためにコンバートされることが多く、また、捕手のリードや守備力を過度に重視する傾向にある日本球界では、そのようなタイプの捕手の起用には多くの批判が伴うことが多いです。そのような中で、森選手を(外野やDHでの起用があったものの)、最終的には、捕手として起用し、成長させたのは西武の球団としての大きな功績といえます。また、岡田選手を指名したことも、現在のチームを考えると、大きな価値があるものだったといえます。

2016年ドラフト
一位:今井選手
二位:中塚選手
三位:源田選手
四位:鈴木選手
五位:平井選手
六位:田村選手

 この年のドラフトでは、まず、源田選手の指名が非常に効果的だったという点が挙げられます。その年のシーズン、西武はショートのポジションを固定できず、また、チームとしても非常に失策が多く、守備に大きな課題を抱えていました。その中で、源田選手はルーキーシーズンから、いきなりレギュラーをつかみ、UZR21.5(2017年)、UZR30.8(2018年)、打率.270(2017年)、打率.278(2018年)、盗塁37 成功率.787(2017年)、盗塁34、成功率.810(2018年)という数字が表すように、走攻守において、優れた成績を残しています。彼は、現在、チームで最も欠かせない選手の一人となっており、この指名は大きな価値をもたらしてくれるものだったといえます。また、今後エースとなりうる今井投手、ブルペンで重要な役割を担っている平井投手など、全体を通して、良い指名を行うことができた年であったといえます。

※番外編
2003年ドラフト
七巡目:佐藤隆彦選手(G.G.佐藤選手)

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出典:https://www.seibulions.jp

  私は、G.G.佐藤選手が最も好きな選手なので、この年は個人的に印象に残っています。